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PRODUCTION NOTES

15年の歴史に幕――。今作で"踊る"シリーズに終止符を打つという事を、既にTHE MOVIE 3の制作に入る段階で決めていたと、製作の亀山千広は語る。THE MOVIE 3・4を連作にし、4をFINALという位置付けにするという。その理由は、終わらせない事の方がファンを裏切る事になる。というものだった。"踊る"は同じスタッフ・キャストで制作し続けて来たシリーズ。そのキャラクターの設定は常にリアルさを追求して作られてきた。そこが"踊る"の大きな魅力の一つとなった。しかし、年月を経れば経るほど、当然、その整合性にズレが生じて来てしまう。無理矢理に続いた形を見せることの方がファンへの裏切りになる。応援してくれるファンがいるからこその製作サイドとしての決断だった。
そして、本作りが始まる。今作の具体的な制作打合せは、THE MOVIE 3公開直後から開始された。新たなステージに突入した3、そしてその連作となるFINALである4。"踊る"は現今を描く作品であることから、時期は2012年12月と設定され、当初は、海外犯罪に関する事件を想定し打合せが進められていた。しかし、その方向性を大きく変える事件が起きる。2011年3月11日東日本大震災。一連の報道の中で映し出された、震災の中、走り回り、必死に作業する現場の警察官たち。彼らの真摯な姿を目の当たりにし、改めて、『踊る』の原点回帰ともいえる"市民の為に現場で働く青島"の懸命さが浮き彫りとなる"社会派エンターテイメント"を描くというテーマが定められ、本格的に製作がスタートした。

FINALの制作を進める過程で、TVスペシャル『踊る大捜査線 THE LAST TV サラリーマン刑事と最後の難事件』の製作が決定された。98年10月に放送された『秋の犯罪撲滅スペシャル』以来、実に14年ぶりとなる完全新作のTVスペシャルは、「映画ファイナル」の1ヶ月前、2012年11月の設定で描かれる。映画と同時進行で同じスタッフで撮影が行われる事となった。スタッフにとってもキャストにとっても、"踊る"クラスの作品を2本同時に撮影するのはかなりの難作業だが、15年かけて培ったチームワークがそれを現実のものとした。TVスペシャルと映画、2本でFINAL。15年間応援してくれたファンへの感謝の気持ちが具現化へと導いたスペシャル企画である。

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